I Left My Heart In San Francisco
I left my heart in San Francisco |
High on a hill, it calls to me |
To be where little cable cars climb halfway to the stars |
The morning fog may chill the air |
I don't care |
My love waits there in San Francisco |
Above the blue and windy sea |
When I come home to you, San Francisco |
Your golden sun will shine for me |
いつ聴いてもいいなぁって思う曲を名曲というなら、この曲は間違いなく名曲中の名曲っていう事になるのではないでしょうか。1954年にダグラス・クロスが作詞、ジョージ・コリーが作曲した曲。1962年トニー・ベネットの歌でヒットし、その後サラ・ボーン、ジュリー・ロンドンはじめ多くの歌手に歌われています。独特のフィーリングを持ったソウルフルな実力派、ナンシー・ウィルソンもこの歌を歌っています。
この曲ほど日本人に愛されている曲も珍しいかも知れませんね。カラオケでもハイカラ(古いねぇ)おじんがよくこの歌を歌っているのを聴かされ、いや、耳にしたことがあります。
やはりこの曲の旋律が日本人に合っているのかも知れませんね。曲の速さもゆるやかで、日本人の演歌の速度にピッタリ。 ウーン、やはり一杯飲んで気持ちよくなった時この曲を歌いたくなるのも分かる気がする、なんて妙に納得したりして。内容だって日本人にはピッタリの思い出モノだしね。
でも僕は一度もサンフランシスコに行ったことがないのでこの曲を語る資格がないのですが、一度でも行ったことのある方はやはり感じ方が違うんでしょうね。
それにしても曲自体としてはかなり昔からのものであるにもかかわらず、今聴いても全く違和感を感じないのはやはりこの曲の持つ一種独特なノスタルジックな雰囲気、優しさ、 心に染み入るようなメロディーが聴く人の心を捕らえて離さないのでしょうね。
このページを見た方からこの曲にまつわる次のエピソードを頂きました。
ゴールドラッシュで知られるサンフランシスコを去ると言うのはあまり無いことなのにどうして 「LEFT」なのか?私はある光景を見てこの歌の意味がわかったような気がしました。それはゴールデンゲートブリッジの下をアメリカの海軍の軍艦が通過する時船上でこの歌が流れ、 将兵全員がこの歌を歌っているのです。遠く戦場に赴く人たちが家族のため、恋人のため、生還を信じて歌っている姿は感動的でした。
なるほど、そういう時の left my heart は、何て重くて、切ないのでしょう。誰だって戦争なんかに行きたくはない。愛する人と離れるなんて辛い。 でも、行かなくてはならない‥。それならせめて、せめて心だけでも残していきたい、愛する人の住む SanFrancisco に。だから‥、心だけは離れ離れじゃない。 いつまでも、ずっと、ずっと‥‥
この曲、ますます好きになりました。(でも歌うと涙が出てきちゃうから、歌うのよそうっと。)σ( ̄^ ̄;)。。