Shiny Stockings

shiny stockin's

Those silk shiny stockings
That I wear when I'm with you
I wear coz you told me
That you dig that crazy hue
Do we think of romance
When we go to a dance
Oh no, you take a glance
At those shiny stockings

Then came along some chik
With big stockings too
When you changed your mind about me
Why, I never knew
I guess I'll have to find
A new guy, a new guywho digs
My shiny stockings too




1956年、ジョン・ヘンドリックス作詞、フランク・フォスター作曲。

カウント・ベイシーの代表的と言ってもいいくらいに有名になったこの曲。でもベーシー亡き後オーケストラの指揮を引き継いだフランク・フォスターがボスに捧げた曲、 ということはこの曲ができた時はベイシーはもうこの世にはいなかったっていうことなんですね。意外な事実にビックリ?!

この曲はアマチュアのバンドなんかでもよくやるんですよね。僕も学生時代、この曲、練習させられました。ベイシー独特の譜割、シンコペーション、間の取り方が難しくて 苦労した思い出があります。でもこの曲は典型的なベイシースタイル≠フ曲でこういう曲を徹底的に練習すれば他のベイシーの曲も出来るようになるということで、 ほとんどのアマチュアバンドがこの曲やっていると思います。でもはっきり言って面白くない。特にメロディー以外のパートを受け持つ人(自分もラッパの3番だった) なんか自分の出している音が合っているんだかどうかも覚束ないまま、何とかリードに合わせようと必死になっているだけみたいな感じで、とにかく難しかった。

ところがこの同じ曲を本物の<xイシーを聴くと、「エッ!何ッ!」っていうくらいすごいというか、うまいというか、もうビックリ、感動してしまうくらい いい曲になっちゃってるから不思議なんですよね。だからやめられないというか、ベイシーのすごさをイヤというほど見せつけられることになって、 だんだんとベイシーの偉大さが自分の中で膨らんでくるのです。

この曲、『絹の靴下』なんていうと、日本でも流行ったことがありましたが(知っているあなた、古いですねぇ。夏木マリでしたっけ?)全然関係なさそうですね。 エラ・フィッツジェラルドがベイシー楽団で歌っているアルバムを持っていますが、この曲想に合わせているのか、とても可愛らしくちょっと抑え目に歌っていて微笑ましい気がします。中間部のピアノのソロの後サックス、ペットのソリ、ペットのソロといかにもベイシーという感じで思わず 「イエーィ!」と叫びたくなるくらい。学生時代、辛い練習であまりいい印象でなかったこの曲、こんなにいい曲≠ネのでありました。










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