When I Fall in Love



When I fall in love it will be forever
Or I'll never fall in love
In a restless world like this is
Love is ended before it's begun
And too many moonlight kisses
Seem to cool in the warmth of the sun

When I give my heart it will be completely
Or I'll never give my heart
And the moment I can feel that you feel that way too
Is when I fall in love with you




懐かしい曲です。ナットキング・コールが歌っているレコードでよく聴きました。確か45回転のドーナツ盤で「スター・ダスト」のB面ではなかったかと…。今考えればこんな超有名な曲が2曲、表裏にあったなんてちょっと贅沢な話ですよね。

エドワード・ヘイマン作詞、ビクター・ヤング作曲で、映画 『One minute to zero』(1952年)のために書かれた曲ですが、映画も曲もヒットしませんでした。この曲が有名になったのはそれから5年後、映画 『Istanbul』でナットキング・コールが歌いレコードもヒットしたことがきっかけとなりました。作詞のエドワード・ヘイマンはシカゴ生れ。ミシガン大学で学び作詞家となりました。有名な『Body and Soul』『Love Letters』などの作詞も手掛けています。作曲のビクター・ヤングは『My foolish heart』や『Stella by Starlight』でも有名な映画音楽の作曲家。元はバイオリン奏者だったそうです。



実は最初このサイトを始めたときは、この曲が登場するなんて思ってもいませんでした。私の頭の中ではジャズというイメージではなかったのです。ナットキング・コールはジャズの曲を歌っていますが、私のイメージではポピュラー、ラテン系でした。ところがちょっと調べてみると、多くのジャズ歌手がこの曲を歌っているので改めて驚いた次第です。女性ではダイナ・ワシントン、リナ・ホーンカーメン・マクレイ、ベティー・カーター、ドリス・デイジュリー・ロンドンヘレン・メリルなど枚挙にいとまがないほどです。男性ではナットキング・コールのほか、あの
チェット・ベイカーも歌っています。またナットキング・コールの娘、ナタリー・コールは『Unforgettable』でみせた亡き父とのデュエットをここでも見せています。インストでは何といってもビル・エバンスのピアノが最高です。マッコイ・タイナーの演奏もいいですね。




この曲は有名な「When I fall in love・・・」からコーラスが始まっていますが、本当はその前にVerseがあります。「Maybe I'm old fashioned, feeling like I do/Maybe I am living in the past/But when I meet the right one/I know that I'll be true/My first love will be my last」とあり、その後にWhen I fall・・・と続くのです。愛というものに対し正面から真摯に取り組んだpureな詩という感じがします。恋愛の歌がそれこそ星の数ほどあるなかで、この曲が多くの人に歌われ、愛されているのはそれだけの理由があると思います。それはきっとだれもが心の中で感じていること、願っていることを素直に表現している心が感じられるからではないでしょうか。その素直な心が多くの人の琴線に触れ、共感を覚えるのでしょうね。私も学生時代にこの曲を聴いて共感を覚えた一人でした。(その後の現実は別として?)理想の愛の姿を夢見る素直な心はだれの心にもあるということなのでしょうね。
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