When You Wish upon a Star
![]()
When you wish upon a star
Makes no difference who you are
Anything your heart desires
Will come to you
If your heart is in your dream
No request is too extreme
When you wish upon a star
As dreamers do
Fate is kind
She brings to those who love
The sweet fulfilment of their secret longing
Like a bolt out of the blue
Fate steps in and sees you through
When you wish upon a star
Your dreams come true
ウオルト・ディズニーが1940年に発表した長編アニメ映画「ピノキオ」の主題歌として有名になった曲です。その年のアカデミー主題歌賞に耀き、以降永遠の名曲として世界中で愛される曲となりました。作詞は『my foolish heart』や『on green dolphin street』のネッド・ワシントン、作曲はディズニー・プロの音楽スタッフ、リー・ハーラインです。ハーラインは最初のディズニー・アニメ「白雪姫」の時はまだサブのスタッフでしたがこの「ピノキオ」ではメインとなり、ディズニー・プロの音楽スタッフ3人はアカデミー作曲賞も受賞しています。映画ではピノキオの良心を監視する役目のこおろぎのジミニー・クリケットがこの曲を歌うのですが、吹き替えはクリフ・エドワードが行っています。彼はウクレレ・アイクのニックネームで20年代に大人気だったボードビル歌手で、映画「ザッツ・エンタテイメント」のトップで『雨に唄えば』を披露した人といえば分かる方もいらっしゃるかも知れません。その後はグレン・ミラー楽団やホレス・ハイト楽団のレコードでもヒットしましたが、ルイ・アームストロングのあのダミ声もこの曲では何故か心温まる感じがして素敵です。ピアノではケニー・ドリュー、ビル・エバンス、エディ・ヒギンズなどの演奏がよく聴かれるようですが、ビル・エバンスはジム・ホール(Gt)とフレディ・ハバード(Tp)を、エディ・ヒギンズはスコット・ハミルトン(Ts)をフィーチャーさせています。ボーカルではローズマリー・クルーニー、ジューン・クリスティ、ジョニ・ジェイムス、メル・トーメなどが歌っています。
この曲、私の中では昔のテレビ番組「ディズニーランド」のバックで流れていた曲という印象がいまだに強く残っています。日本テレビ系で金曜夜8時台にプロレスと隔週で交互に放映されていました。(そういえばプロレスは力道山やグレート東郷なんかが出ていたのを今思い出しました。古いなあ…(^_^;))眠れる森の美女のお城には花火が打ち上げられ、ティン・カーベルが光の粉を撒きながら飛びまわって…、お〜何と素晴らしい!夢の世界!!と子供心に目を耀かせ胸躍らせて観ていました。
今のディズニーランドと同じように「未来の国」「お伽の国」「冒険の国」「開拓の国」とあって毎回これらの国に行ってそこで繰り広げられる様々なドラマを見るのが楽しくて仕方ありませんでした。番組の冒頭ではいつも『星に願いを』のテーマソングが流れ、ウオルト・ディズニーが書棚をバックに登場して司会・進行をしてくれるのです。当時はまだ黒白テレビでしたが、それでも十分に楽しめました。夢や憧れがぎっしり詰まった素晴らしい番組、その番組にふさわしい名曲、それが私にとっては『星に願いを』だったと思います。